職員さんの苦労・・「障害者支援員もやもや日記」を読む

 こういう本、というか記録を読みたかった。  「障害者支援員もやもや日記」 障害者支援員もやもや日記 (日記シリーズ) [ 松本 孝夫 ] - 楽天ブックス  著者の松本氏は出版当時78歳。70歳から8年、精神障害者向けグループホームの支援員として働き、夜勤もこなしている。その日常奮闘記だ。  精神障害者向け、といっても松本さんが働くホームでは自閉や知的障害の人も受け入れてい…

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入所後の成長?

 いつもの差し入れを手にまたまたKの面会に行く。いくつか事務的なことの説明を受けながらKの様子を観察するが、特に変わったところはない。表情も顔色もいいし、ひとまずは安心。  最近の様子を聞く。これもまた特に変化なし・・・でもなかった。  「このところ、日中の作業や活動に少しずつですが参加できるようになっています。」  これは意外な、そして嬉しい変化だ。入所時の目標は以下のような…

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納涼いろいろ

 街でお店の装飾がハロウィン仕様になっているのに猛暑日、って何。  暑さ寒さも彼岸まで、ってそのうち死語になるかもね。  自分が子供の頃は自宅にエアコンがあるお宅はごく一部。庶民はそれほど必要性を感じておらず、最高気温も32⁓33度くらいが「猛暑注意」だった。怖い漫画やテレビ番組が納涼手段。実写悪魔くんのマネキン妖怪はトラウマもの、背筋が寒くなりました。  今の猛暑はエアコン使用の上で…

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久し振りに「きょうだい」への想い

 義父が亡くなった後のさまざまな手続きが一段落してようやくひと息つけるようになった。夫やその兄弟も知らなかったあれこれも多く、正直「なんじゃこりゃ」な案件も多数。  人がひとりいなくなるって重いこと、大変なことなんだと今更思い知る。  私と夫が亡くなった時に後始末をする役割はほぼ弟君のみ、と言える。更に、その時点でKが存命であればそっちの方も気にしなければならない。なんとなく申し訳なく思…

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入所施設の面会 その後

 Kに会いに入所施設に行った。コロナ感染増加で8月からまたしばらく帰宅や外出ができなくなり、短時間の面会のみ。お菓子や絵本などの差し入れを抱え、事務室の受付に預ける。直接見せるとそちらに気持ちがいってしまい、落ち着かなくなるから。  職員さんに連れられてきた時の表情もよく変わったところもなさそう。  いつもと同じ、最近の様子を聞いて連絡事項があれば伝える。その間Kは私や夫の手をとったり軽…

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障害児育児の戦友

 コロナ禍で中断していた「療育園・支援学校・親の会・通所施設等、障害児育児戦線をずっと戦ってきた母の集い」(今、適当に名付けた)が本格的に再始動した。一部入所施設の帰宅規制等はまだあるし、通所利用の家族はまだ他者への影響を無視できない現在の状況ではあるが「そろそろいいんじゃね?」とメンバーの意見が一致。定期のランチ会くらいで参加の強制はもちろんないし日によって顔ぶれも変わるけれど、ほぼ元の状態に…

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映画「サユリ」

 映画「サユリ」を観に行く。いつもより遠い劇場でしか上映されていないのだが、原作漫画の大ファンで楽しみにしていたので頑張って車を走らせた。  初日初回。余裕を持って家を出たのにそういう時に限って軽い渋滞に巻き込まれる。なんとか到着したが売店で飲み物を買うだけで結構待たされる。最近は飲食物持ち込みは禁止、しかしこの季節2時間水分を摂らないのは辛い。  アイスコーヒーを手に指定シアターに…

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どうなるのですか「障害福祉サービス等報酬改定」 

「2024年度障害福祉サービス等報酬改定」が話題になっている。全体を把握するのは容易ではなく厚労省のサイトも広範囲すぎて把握できない。福祉界隈で話題にはなっているのだが、サービスを受けている側の凡人にはその全貌がいまひとつわかりにくいのだ。  わかりにくいが、なんだか問題になっているらしい、ということはわかる。事業所運営に関わっている支援者や知人の表情が曇りがちだから。  関連するニュー…

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お盆明けのしんみり

 お盆も明けてだらだらムードも終わり。弟君も帰って行き、彼専用の食器やタオルをまたしまい込む。  久しぶりに家族が増えた騒がしさが元に戻る。騒がしくなる前よりもさらに静かになった気がしてしまう。同じなのだが。  我が家の子育てに終わりはない、と思っている。Kは真に自立して去ったわけではない。  コロナ禍の前は、お盆や年末年始にはKも帰宅してひととき4人家族として過ごすことを予想していた…

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思い出してしまった気持ち

 お盆です。  実は初夏の頃義父が亡くなり、今年は夫と共に新盆来客待機。弟君は帰省しており、地元の友人と交流しつつ基本ダラダラしながらお留守番要員だ。  そんな中、ネットでこんな記事を拾った。 迷子になった自閉症の息子が「永遠に見つからなければいいのに」 “障害児は天使”と励まされる親の苦しみ  同じ立場の親で、時にこんな気持ちになってしまうことを責められる人はいなかった。少なく…

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