どうなるのですか「障害福祉サービス等報酬改定」 

「2024年度障害福祉サービス等報酬改定」が話題になっている。全体を把握するのは容易ではなく厚労省のサイトも広範囲すぎて把握できない。福祉界隈で話題にはなっているのだが、サービスを受けている側の凡人にはその全貌がいまひとつわかりにくいのだ。

 わかりにくいが、なんだか問題になっているらしい、ということはわかる。事業所運営に関わっている支援者や知人の表情が曇りがちだから
 関連するニュース記事や解説を見ても、全体的な枠組みをまず理解しないといけないのでどのあたりがどんな分野に影響するのかやはり素人凡人にはわかりにくい。

 もとりあえず「問題点」を検索用語に加えて見つけたのがこの記事。
 とうてい納得できない「2024年度報酬改定」― その問題点と課題 ―


 以下、私の読解力と薄い知識による解釈なので間違っていたらごめんなさい。

 ●基本報酬の減額と「加算頼み」の傾向の項目から読み取れるのは「基本給を下げて手当で充当」、ってこと? 一般の求人でもこういう会社避けられると思うのだけど。

 ●介護保険に急接近した「時間払い」というのは。。。
 通所施設で、これまで一日のうち2⁓3時間の利用でもその日終日利用した人と同じ扱いだったのにこれからは時間で分けられてしまうの? 障害特性でそうせざるを得ない人もいる。
 以前の改定で、利用実績が在籍人数から日割り(利用日数)になった時に通所の運営さんがかなり大変そうだったけど、さらに追い打ちがかかるとは。

 ●露骨な成果主義の強化
 就労継続支援A、Bで収益が低いと報酬減額されるってこと? 重度の人の利用が多い事業所は大変だろう。 

 批判記事から拾っているので、全部しっかり読み取れば不安な部分だけでなくいい結果を出せそうな改正点もあると思う。強度行動障害に関する研修とかもあるらしいし。
 実際不正をして過剰な請求で摘発された事業所もあるし福祉予算が膨らみすぎという批判もある。しかし普段から誠実に努力している方々のため息を聞くとやはりもどかしい。

 今後現場の意見も拾ってもらっていい方向に向かいますように。
 Kを育てていた年月の間に少しずつ形になっていった法律には本当に助けられたから。感謝しています。

この記事へのコメント

  • kensy

    実は今回の改訂で大きな影響を受けました。
    作業所の終了時間が1時間伸びまして。

    元々訪問リハビリを受けていたのですが、グループホームに帰ってからリハビリまで時間的余裕があったのが、その余裕がなくなってしまいキツキツなスケジュールになってしまいまして。。
    難しいのが、私の場合「ホームに帰ってからリハまでの時間がないとどうしてもダメ」という訳ではないんです。

    だから配慮も認められない。

    とはいえ、ホームへの帰所後すぐのリハビリは体力的にキツイのが本音です。
    国の決めたことですから従うしかありませんが。。
    2024年08月27日 19:55
  • tomoko

    kensy様
    リハビリは必須だけどお仕事の後はちょっと一息つきたいですよね。やはり少しずつ影響が出ているようです。通所施設では本人の状態により半日とか数時間の利用を続けている人もいるし、日ごと時間ごとの人数把握も必要になるでしょう。それでいて基本報酬が下がるなんて、ますます人手不足になりそうです。現場の状況をもっと知ってほしいです。
    2024年08月28日 08:55

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