気づいてくれた

 スーパーに買い物に行った時、多分障害者施設の利用者と思われる人が数人職員さんと一緒に買い物を楽しんでいた。よくく見るとその利用者さんの中にお馴染みの顔が。

 Kと同年代で支援学校も利用していた放課後デイサービスも同じだった人。(仮にA君とします)お母さんもずっと在籍している親の会で一緒に活動してきた。お買い物をしているのはその人が今在籍している通所施設のグルーブだった。

 さてここで迷うのは、はたしてA君にこちらから声を掛けていいのかということ
 お母さんと一緒ならば迷わず最初にお母さんに声を掛けて挨拶し、その後A君に話しかけて・・・という自然な流れができる。しかしその時は数人の利用者と共に施設職員さんに引率されている。不用意に声を掛けて彼や他の利用者さんの気持ちを乱したりしたら職員さんも大変だろう。そう思って遠目で見ていた。

 ふとA君がこちらを見た。おや?という表情になった後、ゆっくりと片手を挙げてヒラヒラと振り、微笑んでいる。
 これはもう、ご挨拶するしかないでしょう。
 近づいて「A君、お久しぶり!」と声を掛け、傍にいた職員さんにも挨拶した。

 学校や親の会の行事でKも交えて親子共々頻繁に顔を合わせていた。憶えていてくれたんだ。それだけでもう感動です。
 いい表情で私とハイタッチを交わしてから離れて行った彼の後ろ姿を見てなんだかしみじみとしてしまった。

 療育園や就学の頃からたくさんの人と関わってきた。細くも太くも20年以上。今も交流している人は多くはないが、健常児の保護者同士、いわゆる普通のママ友に比べればかなり多い。障害児育児は勉強と情報収集と動き、なので「戦友」は必須だと感じている。
 あれこれ混ざって活動する中で「よく見かける人」「よく話しかけてきたおばさん」をA君は忘れないでいてくれた。 

 交流してきたのは親同士だけではない。さて、KがもしA君のお母さんと再会したらどんな反応を見せるだろうか。考えたこともなかったりします。

この記事へのコメント

商品紹介