障害者と外出、今も昔も

 外出時に時折何年か前の自分達のような親子連れに出会う。買い物先のスーパー、ショッピングモールのこども広場、病院の待合室。

 中学生から高校生くらいと思われる男性が、ご両親らしき人に手を繋がれてスーパーの店内を歩いている。特に騒いだりすることもないのだが、親にしっかり手を繋がれていること、ちょっとした動きや表情、時々あげる声でわかる。
 だからどうだということはなにもない。平和に買い物ができていいな、Kがあれくらいの頃は機嫌がよさそうでも急にパニックになって即帰宅、なんてこともよくあったな、としみじみしたりします。

 小学校低学年くらいまでだとちょっと活発な子とこれは・・・と思える多動な子の区別はつきにくい。しかし、私や同世代の親仲間は皆言う。今はなんとなく察してしまう、と。皆専門家ではないから具体的な根拠はうまく説明できないが、自分の子を含めてたくさんの障害児者をずっと見てきたからかもしれない。

 スーパーの中を一回りしてくると、先ほどの男性がひとりになっていた。ご両親はどうしたのだろう、男性本人は不安そうな顔で周囲をキョロキョロ見渡して小走りに右往左往している。
 大丈夫かな、パニックになったりしないかな。声を掛けてみようか、いやそれが引き金になることもあるだろう。ストレスの原因はそれぞれだ。

 まもなくご両親が来た。やはり探していたようで、手を取り合っている。男性もほっとしたような表情だ。よかった。

 Kを外出させてあちこち連れて行く時、多分私達もあんな感じに見えているのだろう。ぱっと見でわかる障害ではないから、無関心だったり不審に思ったりハラハラしたり、周囲の人も判断や対応に迷う。
 でも、お互いに危険や迷惑がない場合は適度にスルーしてください。そこに存在して当たり前のように。いわゆる「モブ」になりたい、私はずっとそれを願っていました。

この記事へのコメント

  • kensy

     実は今日ヘルパーさんと外出した際に電車に乗っていたら高校生くらいのダウン症の男の子に遭遇しました。時々声をあげたりするタイプの方のようで、私もなんとなく気になり様子を見ていました。彼がヘルパーさんらしき男性と電車から降りた直後、私に同行しているヘルパーさんが、私にそっと言った一言が、「あの子、うちの放デイの利用者さんなんだよ笑)でした。恰好が少し派手な電動車椅子に乗っている女性に遭遇したとき、「あの人うちの作業所に通ってたんだよ」と言われたこともあります。

    障害があるように見受けられる方に遭遇すると、何となくこちらも気になってしまいますが、特に近所で見かける方の場合直接知らなくても実は繋がっていたといことが本当によくあるので、赤の他人とは思えません(笑)
    2026年01月11日 18:16
  • tomoko

    kensy様
    そうなんですよ、どこかで見たような、と思っていたら同じ支援学校や通所施設を利用していた人だったりなんてことがよくあります。
    また、以前お世話になったヘルパーさんに遭遇することも多いですね。
     知らない人はぬるくスルーしてくれるし知っている人は声をかけてくれる。ありがたいし楽しいです。
    2026年01月12日 09:08

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